1.実行計画(アクション・プラン)とは
実行計画とは、策定した戦略を具体的に展開するための計画のことをいいます。いくら素晴らしい戦略でも、実行に落とし込めなければ意味がありません。戦略の目標達成に向けて「誰が」「何を」「どこで」「いつまでに」「どのように」活動するのかを明確に示すのが実行計画です。
2.実行計画の種類
実行計画の作成手法にはガントチャート法とアローダイアグラム法(PERT図)の2種類があります。
■ガントチャート法
ガントチャートとは、計画表や工程表として広く利用されているものです。作成が簡単で全体のスケジュールを一覧で確認でき、進捗状況を把握しやすいのが特徴です。ただし、各活動の相互関係や順序が不明確で、スケジュール変更や将来予測に対応しづらいといデメリットがあります。
■アローダイアグラム法(PERT図)
アローダイアグラム法(PERT図)とは、ネットワーク型のスケジュール管理手法でスタートからゴールまでの各活動を線でつないで表現する手法です。ガントチャートではわかりにくい各活動の相互関係や順序が明確になり、スケジュール変更や将来予測もやりやすくなります。ただし、ガントチャートに比べ作成に時間がかかることおよび個々の作業の進捗が見づらいというデメリットがあります。
■二つの手法の使い方
二つの手法については以下のように使い分けるとよいでしょう。
全体の概要 |
ガントチャート |
詳細 |
アローダイアグラム(PERT図) |
3.実行計画の策定方法
ガントチャートとアローダイアグラム(PERT図)の二つの手法による実行計画の策定方法を説明します。なお、所要時間(概算)は以下のとおりです。
ガントチャート |
1戦略課題につき2時間 |
アローダイアグラム |
1戦略課題につき4時間 |
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