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椿コンサル 宇田川課長 誰でも簡単に使えるコンサルタント用語集

<さ行>
新人ヨーコ 大田原部長
椿コンサル 宇田川課長 新人ヨーコ 大田原部長
概要説明コンパニオン
「さ行」のコンサルタント用語です。用語をクリックしてご覧ください。
あ行 か行 さ行 た行 な行
は行 ま行 や行 ら行 わ行
※アルファベットは五十音に変換してあります。
(例:SWOT分析 → スウォット分析)
最適化

サステナビリティ

シー・アール・エム(CRM)

シー・エス・アール(CSR)

事業ドメイン

シナジー

資本コスト

スウォット(SWOT)分析

スキーム

ステーク・ホルダー

成長マトリックス

戦略オプション

ソリューション


用語集見出し


あ行

か行

さ行

た行

な行

は行

ま行

や行

ら行

わ行


最適化
 解説
 最適化とは、ある目的のために現状を最適の状態にすることをいいます。「戦略の最適化」、「組織の最適化」、「情報システムの最適化」など、コンサルタントに限らず、昨今ビジネスの中で多用される用語です。ただし、多くの場合、何を目的とする最適化なのかよくわかりません。

 例えば経営者がよく「サプライチェーンの最適化を目指す」などと言いますが、それは経営者にとっての最適化なのか、顧客にとっての最適化なのかは不明です。使用する場合は目的語を明確にしてから使いましょう。
 使い方
宇田川課長 「戦略を成功させるために最も必要なことは何ですか?」

椿コンサル 「人材と組織の最適化です。」

大田原部長 「さいてきか?」

椿コンサル 「現在の状態を最適の状態にすることです。」

大田原部長 「さいですか・・・なんちゃって!」

新人ヨーコ (脳みその最適化が必要・・・)

▲UP





サステナビリティ
 解説
 サステナビリティとは、企業が将来にわたって存続する可能性のことで、日本語では”持続可能性”と言います。

 企業が存続していくためには利益が必要なことは言うまでもありませんが、サステナビリティは利益や売上などの経済面だけではなく、環境保護や社会貢献、法令遵守、ガバナンスなど企業の社会的公正性や倫理性にも重点を置いた持続可能性という意味で使われています。なので、一般的にはCSR(企業の社会的責任)とほぼ同じようなイメージで使われることが多いようです。
 
 企業の倫理性が大きく問われるようになった昨今、かつては利益至上主義だったアングロサクソン系の人たちもも、「利益をあげるだけでは企業は存続できませんよ」と言うようになってきました。
 使い方
宇田川課長 「昨今、企業は利益をあげるだけでは存続できないと言われるようになってきましたね。」

椿コンサル 「そのとおりです。いくら利益を上げていても社会的公正性や倫理観が欠如しているとサステナビリティが無いと判断されます。」

大田原部長 「させてなびりてぃ・・・?」

新人ヨーコ (セクハラ・・・)

▲UP





シー・アール・エム(CRM)
 解説
 CRMとは、カスタマー・リレーションシップ・マネジメント(Customer Relationship Management)の略語で、企業が顧客一人ひとりと長期的な関係を構築し、顧客のニーズに合った商品・サービスを提供することで顧客満足度を高め収益向上を目指す手法をいいます。要するに、顧客を囲い込んで逃がさないための仕組みがCRMです。

 CRMを実施するためには、顧客データベース、取引履歴管理、コールセンターなどIT技術が不可欠なため、ビジネス系よりIT系のコンサルタントが得意な分野です。ただし、コンサルタントのいうとおりにCRMを構築すると莫大な費用がかかってしまうことが多いのでご注意ください。
 使い方
宇田川課長 「最近、お客さんが競合に取られることが多いんですが、何かいい方法はありませんか?」

椿コンサル CRMを導入してみてはどうでしょうか。」

大田原部長
「しいあーるえむ・・・?」

椿コンサル 「顧客を囲い込んで逃がさないための仕組みのことです。」

大田原部長 「囲い込んで逃がさない・・・?有刺鉄線で囲んで、電気でも流すのか・・・?」

新人ヨーコ (大仁田厚ね・・・)

▲UP





シー・エス・アール(CSR)
 解説
 CSRとは、Corporate Social Responsibilityの略語で、「企業 の社会的責任」と訳されます。ただし社会的責任といっても、利益を上げるとか雇用を創出するなど経済面の責任よりも、環境保護、社会貢献、法令遵守、ガバナンス、健全な労働環境など社会的公正性や倫理面における責任を指すことが多く、サステナビリティ(企業の持続可能性)という言葉と同じイメージで使われれることが多いようです。

 昨今、企業のモラルが大きく問われるようになったことに加えて、SRIファンド(社会的責任ファンド)や投資基準にCSRを入れるファンドマネージャーが増えているため、日本でもCSR報告書やサステナビリティ報告書を発行して社会的健全性をPRする会社が増えてきました。ただし、報告書の内容と実態がかけ離れている会社もけっこうあるみたいですけどね。
 使い方
宇田川課長 「ますます、企業の社会性や倫理観が重要視されるようになってきましたね。」

椿コンサル 「そうですね。CSRは経営に不可欠な要素になってきました。」

大田原部長 「しいえすあーる・・・?」

椿コンサル 「企業の社会的責任のことです。」

大田原部長 「社会的責任・・・? あたしゃ一歳、責任は負えません・・・なんちゃって!」

新人ヨーコ (一歳なみのギャグね・・・)
▲UP





事業ドメイン
 解説
 事業ドメインとは事業活動を行う領域のことです。ただ“ドメイン”ということもありますが、インターネットのドメインと紛らわしいので“事業ドメイン”と言うことが多いようです。

 企業に事業ドメインが必要な理由は、活動する事業分野を規定することで無謀な多角化を抑制し、事業展開の方向を指示することで、経営資源と社員のベクトルを同じ方向へ集中させることにあります。NECがC&C(コンピュータとコミュニケ−ション)を事業ドメインとしたことで、従来の通信事業からコンピュータや半導体事業へ進出し成功したことは有名です。

 ただし、最近では事業ドメインから外れたM&Aや業務提携が頻繁に行われるので、後追いで事業ドメインを設定する会社が多くなっているようです。

 なお、事業ドメインの設定方法は当サイトの経営戦略策定マニュアルに、上場企業の事業ドメインデータは上場企業経営戦略データベースに掲載しています。
 使い方
宇田川課長 「新規事業として金融ビジネスを考えています。」

椿コンサル 事業ドメインから外れた事業は成功する確率は低くなります・・・」

大田原部長 「事業ドメインから外れる事業はダメイン・・・なんちゃって!」

新人ヨーコ (部長のダジャレは全然ダメイン・・・)

▲UP





シナジー
 解説
 シナジーとは、相乗効果のことで、合併やM&Aのときによく使用される用語です。例えば2社の合併が1+1=2以上の効果を生む場合、シナジーがあると言います。シナジー効果とも言います。

  まあ、シナジーが無ければ最初から合併もM&Aもやらなければいいんですが、シナジーがあると思ってやってみたら無かったり、最初からシナジーが無いことがわかっていてもやっちゃう、なんて事が結構あります。
 使い方
宇田川課長 「合併後株価が下がっています。どうすればいいでしょう?」

椿コンサル 「早期に合併のシナジーを実現しないといけませんね。」

大田原部長 「しなじい・・・?」

新人ヨーコ (塩爺のお友達・・・?)

▲UP





資本コスト
 解説
 資本コストとは、資金を調達するためのコストのことで、金額ではなく率(%)で表されます。資本コストは負債資本コストと株主資本コストに分けられ、負債資本コストとは借入金や社債などの有利子負債の利子率のことで、株主資本コストは投資家が要求する期待収益率をのことを言います。

 投資家が要求する期待収益率(=株主資本コスト)というのは、投資家がある会社の株を買った際、最低何%の収益があれば満足するのかを、CAPM(キャップエム)という理論に基づいて計算したものです。負債資本コストのように企業が実際に外部に支払う費用ではあではありませんが、株主から調達したお金のコストとしてみなすという考え方です。

 この負債資本コストと株主資本コストを有利子負債と株主資本の比率で加重平均したものを加重平均資本コスト(WACC ワック)といい、企業は投資家の価値を毀損させないためにWACC以上の利益率を上げなくてはいけないというのが昨今の経営の考え方です。このWACCはDCF(ディスカウント・キャッシュ・フロー)法による企業価値の算出やEVAの計算にも使用されます

 なお、株主資本コストの算出には、“市場全体の収益率”とか“株式のベータ値”という、考え方や計算方法によって値が変ってしまう恣意性のある数値を使うという重大な問題があります。つまり、資本コストはある程度なら意図的に操作することが可能なんですが、そのことを知ってか知らずか昨今の経営ではよく利用されています。
 使い方
宇田川課長 「最近、資本コストを意識した経営が必要と言われていますね。」

椿コンサル 「資本コストは企業価値やEVAに影響するので、大変重要な指標です。企業は資本コスト以上の利益を上げることが必要になります。」

大田原部長 「しほんこすと・・・?」

椿コンサル 「お金を調達するためのコストのことです。」

大田原部長 「お金の調達コスト・・・?お金の調達も度をコスト、ろくなことはありません・・・なんちゃって!」

新人ヨーコ
(マネーにもマナーを・・・ね)

▲UP





スウォット(SWOT)分析
 解説
 SWOT分析とは、企業の強み(Strength)、弱み(Weakness)、機会(Opportunity)、脅威(Threat)を明確にすることを言います。戦略を立案する際は必ずと言っていいほど登場するので、一度は聞いたことはあると思います。

 ちなみに、株式を公開する際、東証やジャスダックは上場申請書類(Uの部)の中で、SWOT分析の提出を義務付けています。最近では、企業分析に限らず、スポーツや人物評価の分野でも使用されているようです。

 この分析結果の利用方法は、強みは活かし、弱みは補い、機会は活用し、脅威には対抗しなさいということなんですが、まあ当たり前なことです。

 なお、SWOT分析のやり方は当サイトの戦略策定ツール(フレームワーク)ページに、事例は上場企業のSWOT分析に掲載しています。
 使い方
宇田川課長 「現状把握の次は何をやるんですか?」

椿コンサル SWOT分析を行います。」

大田原部長 「すろっとぶんせき・・・?」

新人ヨーコ (やっぱり北斗の拳ね・・・)

▲UP





スキーム
 解説
 スキームとは、計画や手法の枠組みのことです。個別の計画や手法はスキームとは言いません。例えば「問題解決スキーム」と言えば、ある個別の問題を解決するだけの対応策ではなく、他の問題解決にも応用できる枠組みのことを言います。なお、スキームを作ることを「スキームを組む」と言います。

 スキームという表現は専門家っぽく聞こえるので、コンサルタントは好んで使います。ただし、スキームと言いながら、単なる計画や対応策だったりすることがほとんどです。
 使い方
宇田川課長 「不況の中で勝ち組になるために必要なことは何ですか?」

椿コンサル 「新たなマーケットをつくることです。顧客も同業者も考えてないものをつくっていくこと、そしてそれに応じられるビジネス・スキームを組むことができなければ勝つことはできません。」

大田原部長 「すきーむをくむ・・・?」

椿コンサル 「枠組みを作るということです。」

新人ヨーコ (大工さんするの・・・?)

▲UP





ステークホルダー
 解説
 ステークホルダーとは、企業の活動に関わり合うすべての関係者のことで株主、投資家、金融機関、顧客、取引先、社員、行政、地域住民などがステークホルダーです。日本語では”利害関係者”と言います。

 昨今、ステークホルダーを重視した経営が重要と言われていますが、つきつめれば世の中のほとんどの人がステークホルダーになるので、いったい何を重視するのかよくわからなくなっちゃいますね。
 使い方
宇田川課長 「昨今、株主やお客さんばかりでなく、地域住民との関係も大事にする企業が増えてきましたね。」

椿コンサル 「すべてのステークホルダーとの関係を重視していくことが求められます。」

大田原部長 「すべてのすていくほるだあとの関係を重視すていくことが求められます・・・なんちゃって!」

新人ヨーコ (部長との関係を無視すていくことが求められます・・・)

▲UP





成長マトリックス
 解説
 成長マトリックスとは、、下図のように企業が成長するための4つの選択肢を示すフレームワークです。米国の経営学者アンゾフによって提唱されたため、「アンゾフの成長マトリックス」または「アンゾフの成長ベクトル」とも呼ばれます。



 一般的に、成長のプロセスは市場浸透戦略→商品開発戦略→市場開発戦略→多角化戦略の順番がよいと言われていますが、最近のベンチャー企業は市場浸透が満足にできていないうちに、いきなりM&Aで多角化しちゃうことが多くなっています。
 使い方
宇田川課長 「成長戦略を考えるうえでで参考になるフレームワークはありませんか?」

椿コンサル 「有名なのはアンゾフの成長マトリックスです。」

大田原部長 「まとりっくす・・・?」

椿コンサル 「企業が成長するための4つの選択肢を示すものです。」

新人ヨーコ (3つ目で終わったと思ったけど、4つ目があるのね・・・)

▲UP





戦略オプション
 解説
 戦略オプションとは、戦略の選択肢のことで、日本語では”戦略代替案”と言います。
コンサルタントが「戦略を決定するためには複数のオプション(選択肢)を用意して、その中から最適なものを選びなさい」ということを説明する時に使う用語です。そんなこといちいち言われなくてもすると思いますが・・・
 使い方
宇田川課長 「プロジェクトの第3フェーズは何をするんですか?」

椿コンサル 戦略オプションを検討します。」

大田原部長 「戦略おぷしょん・・・?」

椿コンサル 「戦略の選択肢のことです。」

大田原部長 「選択肢からせんたくしなさい・・・なんちゃって!」

新人ヨーコ (ベタね・・・)

▲UP





ソリューション
 解説
 ソリューションとは、わが国のビジネス界で最も使用頻度の高いバズワードで、どうにでも使える便利な用語です。ソリューションは「問題を解決すること」という意味なので、何らかの問題を解決するものであればノウハウでもソフトでもハードでも何でもソリューションになります。

 こんな曖昧な言葉がはびこっているのは、曖昧なビジネスをやっている人がたくさんいるということなんでしょうか・・・
 使い方
宇田川課長 ソリューションという言葉が氾濫していますね。」

椿コンサル 「そうですね。何らかの問題を解決するものであればソリューションということになりますから・・・」

大田原部長 「じゃあ、便所詰まりを解決する便所スッポンもソリューションということですな・・・」

新人ヨーコ (あれって正式名称は何ていうのかしら・・・?)

▲UP